母乳のメリットやデメリットってある??

赤ちゃんのお世話が始まって、もしくは、始まる前から考えることの1つに「母乳にしようか」「人口乳にしようか」ということがあります。
そこで、母乳と人口乳のメリットデメリットを考えてみましょう。

 

 

母乳について

 

 

母乳のメリット

 

 

 

赤ちゃんにとって
まず、赤ちゃんがお母さんにピッタリくっついていられるという安心感が挙げられます。そして、お母さんから免疫をもらえます。何よりお母さんと一緒にいれば準備の手間なくすぐに空腹を満たすことができます。
お母さんにとって
お母さんも赤ちゃんにピッタリと寄り添うことで母性がどんどん育まれるとも言われていますね。さらに、母乳を吸われることによって子宮収縮を促すので、お母さんの産後の身体の回復にも良い影響を及ぼします。さらに、何と言っても粉ミルク代がかかりません。お母さんの身体そのものが、赤ちゃんにとっての「食事」です。

 

 

 

母乳のデメリット

 

 

 

赤ちゃんにとって
最初から母乳が出やすい体質のお母さんもいれば、なかなか出ない体質のお母さんもいます。赤ちゃんも頑張って吸いますが、なかなか量を飲めないうちは体重が増えない、ということもあり得ます。
お母さんにとって
赤ちゃんも生まれてすぐには上手に吸うことは難しいでしょう。そうなると乳頭は傷ついてしまいます。また、お母さんの身体そのものが食事ということは、自分自身の食生活にも気を遣う必要がありますね。仕事や外出等の際に長時間預けることが難しいという点もあります。

 

 

 

人口乳について

 

 

人口乳のメリット

 

 

 

赤ちゃんにとって
母乳に比べると、腹持ちが良いと言われています。そのぶんグッスリ眠ることができますね。また、お母さんの体調や食生活に影響されず、一定の栄養を摂取することもできます。そして、基本的に一定の量を飲むので、食事面からの体重の減少のリスクは少なくなります。
お母さんにとって
どれくらいの量を飲んだのかを視覚的に把握できるので安心です。
食生活に気を遣う必要がない分、自分の好きなものを食べられます。そのため、薬の服用もできます。また、他の人に預けることもできます。

 

 

 

人口乳のデメリット

 

赤ちゃんにとって
お母さんの身体から免疫をもらうことはできません。
△お母さんにとって
乳頭を吸われないので、子宮の回復に時間がかかります。また、赤ちゃんのミルクを買うとなると、どうしても「ミルク代」というコストがかかります。

 

○どちらにもメリットデメリットが

「では、どちらが良いか」この答えは、赤ちゃんの体調、お母さんの体調、各家庭の事情、みんな違います。だから、「これが正しい」というマニュアルは存在しないのですね。

○赤ちゃんが健やかに育つように

大切なのは赤ちゃんが健やかに育ち、家族みんなが幸せに生活できることです。自分たちに合った選択をして、家族が健康でいられることが1番なのではないでしょうか。